4技能の鍛え方

「読む」「書く」が先か?「聴く」「話す」が先か?

英会話のためには、「聴く」「話す」能力を先に鍛えるべき?

「読む」「書く」能力を先に鍛える方が、効率がいいね。

 

英会話は「聴く」「話す」能力である。

英会話は「聴く」「話す」能力です。

 

このことには、疑う余地はありません。

 

それでは、英会話ができるようになるためには、「聴く」「話す」能力を先に鍛えるべきでは?

そう思うのは、当然だと思います。

私も以前は、そのように思っていました。

 

しかし、自分が英会話の勉強をするときに、それが間違いであることに気付きました。

 

子供を英会話スクールに通わせようと、見学に行ったときに、英会話スクールで、このような説明を聞いたことはありませんか?

「文法から始めずに、子供が母国語を習得する概念で、英語の能力を身につけます」

 

私の子供も英会話スクールを選ぶときに、同じように言われました。

 

しかし、自分の英会話を勉強した経験から、私は心の中でいつもこう思っています。

 

そりゃ、無理だろ!

 

だって、母国語じゃないんですよ。

 

小学1年生ぐらいから、家庭で親子の会話も英語で行い、テレビ番組も英語の番組だけを見せる。

これぐらいすれば、母国語のように習得可能だと思います。

でも、週に1~3時間程度の英会話スクールで、そのレベルには到達できるはずがありません。

 

「読む」「書く」能力がないと、「聴く」「話す」ことはできない

そうなると、やはり英文法を先にする必要があります。

英文法を習得するためには、ある程度の理解力が必要になります。

ある程度の理解力がついてくるのは、小学校5年生ぐらいからでしょう。

 

だから私は、小学5年生以降でないと、英語の先取りを行っても、あまり意味がないと考えています。

 

英文法を先にするということは、「読む」「書く」能力を先に身につけるということですが、なぜこれが重要なのでしょうか?

 

そもそも、読んで理解できない英文を、聴いても分からないですよね?

また、書くことができない英文を、話すことはできないですよね?

 

だから、「読む」「書く」能力がないと、「聴く」「話す」ことである英会話ができないことになります。

 

しかし、勘違いして頂きたいのは、「読む」「書く」ことだけをしていれば良いのではありません。

「読む」「書く」能力を鍛える ⇒ 学んだ表現をもとにして、「聴く」「話す」能力を鍛える

 

このように、「読む」「書く」と「聴く」「話す」ことを、バランスを保って学んでいくことが重要だということです。

 

なので、英会話スクールに通って、「聴く」「話す」だけを行っても、英会話の上達はしません。

同時に、「書く」「読む」能力をきたえることが重要なのです。

 

  • 英会話の上達のためには、まず「読む」「書く」能力を鍛える。
  • そして、学んだ内容をもとにして「聴く」「話す」能力を上達させる。

 

 

 

 

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