
英文法の説明ってどうしたらいいの?

1つずつ教えていくことが必要だよ。
英文法は1つずつ教える
英文法は1つずつ教える。
長男が超初心者の時代に、英文法を教えていた時に、気づいたことでした。
「そんなの、当たり前じゃないか。どういうことなんだ?」と思われる方が多いでしょう。
それでは、詳しく説明していきますね。
シンプルに教える
「be動詞」の英文法の説明を例に出します。
「be動詞」の文の代表が、「I am ~ (私は~です)」です。
例文として、以下のようなものがありますね。
- I am a student.
- I am a teacher.
- I am a boy.
- I am a girl.
このときに重要なことは、『I + am + a + 名詞』だけの形を徹底的に覚えさせることです。
「be動詞」の項目の勉強をするときに、以下のような例文が混じっているのを見たことがありませんか?
「I am a good student. (私は良い生徒です)」
実際に、問題集でも「be動詞」の項目に、このような問題が載っています。
「I am a student (私は生徒です)」の味気ない文章より、「I am a good student (私は良い生徒です)」のほうが、英語ができるような気分になり、楽しくなる。
「a student」と一緒に、「a good student」としたほうが、「good」の意味も一緒に学ぶことができる。
このように思っていました。
しかし、長男に「be動詞」を教えている時に、これは間違った考えであることに気付きました。
「good」の単語が入ると、以下のことを説明しないといけません。
- goodの品詞は形容詞である。
- 「形容詞」とは物事の状態を表す品詞である。
- 文章は、「名詞」「動詞」「形容詞」などの品詞に分けられる。
1.、2.、3.について、きちんと話したところ、長男は混乱してしまいました(もちろん、小学生にも分かりやすく説明しましたつもりです)。
本来の目的を忘れずに
本来の目的は「be動詞」を教えることです。
「be動詞」の項目で教えることは、以下の2つです。
- 肯定文「I am a ~」、否定文「I am not a ~」、疑問文「Am I a ~?」について
- 主語は「You」「He」「She」「It」「We」「They」があること
このことを集中して習得しないといけないときに、「good」が入っている「I am a good student.
」という文章だと、子供は混乱してしまいます。
このときに、「goodが形容詞なんて教えなくても、なんとなく文章が作ることができれば、問題ないんじゃない?」という意見が出てくると思います。
確かに、「good」程度なら、何となくでも良いと思います。
でも、これは一番分かりやすい例を出しただけです。
もう一つ例を出しますね。
一般動詞の文
「一般動詞」の文で、「I play soccer (私はサッカーをします)」を例に出します。
一般動詞の文章は、『主語 + 一般動詞 + 目的語』ですね。
「一般動詞」の項目で、次のような例文を見たことがありませんか?
「I play soccer in the park (私は公園でサッカーをします)」
どうでしょうか?
「一般動詞」の項目で、『inという「前置詞」』の文法が出現しました。
英語を勉強開始したばかりの小学生は、「be動詞」「一般動詞」の項目でも、全然知らないことばかりです。
そのときに、「形容詞のgood」、「前置詞のin」などが出てくると、どうでしょうか?
子供は混乱してしまうと思います。
というより、長男は実際に混乱しました。
そのため、「その項目で覚えたいことのみ、シンプルに教えていくことが重要だ」ということに気付きました。