小学生、中学生のお子さんがいる保護者で、次のような悩みはないでしょうか?
子供が、思ったように英単語を覚えてくれない!
大人の英単語を暗記方法を、なぜ子供は同じようにできないの?
このブログでは、長男・次男の経験談より、この質問にお答えします。
本記事を書いた人
医師、英検準1級。国際学会にて、英語で討論する機会あり。
小学生の英語勉強法を研究
長男が小学5年生のときに、中学英語の先取り学習を始める
長男は、現在中学2年生になり、中学3年生までの英語(つまり高校受験英語)まで終了している。
長男は、定期テスト、模試を、試験勉強を全くしないで、90-95点をキープしている。
長男のオンラインレッスンの経験
長男は、今までに2つの子供オンライン英会話を行いました。
小学5年生で英語を始めたときには、「ECCオンラインKids」を開始して、小学6年生の2学期まで行いました。
その後、小学6年生の3学期からは、「Kimini英会話」に変更して、現在に至ります。
両方ともに、フィリピン人講師となります。
それぞれの特徴を知りたい!
そう思っている保護者に、「Kimini英会話」、「ECCオンラインKids」の特徴を教えますね。
Kimini英会話
[料金]
● 毎日レッスン(1日1回)にて月6380円。
[長所]
● コースの種類が非常に豊富です。「幼児コース」、「小学生コース」、「中学生コース」、「高校生コース」、「英検コース」、「英会話コース」などがあります。
● 講師の評価が五つ星で行われているため、予約時に評価の高い教師を選ぶことができます。
● 中学生コースが存在するため、中学英語のカリキュラムに沿って、英会話レッスンを受けることができます。
● フリートークレッスン(つまり、ただのおしゃべり)が、あります。
[短所]
● ある程度のレベルにならないと、レッスンが進行しません(後で詳しく述べますね)。
ECCオンラインKids
[料金]
● 月4回 3080円、月8回5280円、月16回 8800円。
[長所]
● 英語が分からなくても、なんとなく進行することができます(後で詳しく述べますね)。
● フィリピン人講師の他にネイティブ講師もいます(ただし、料金が高い)。
[短所]
● コースは、レベル1, レベル2、レベル3、レベル 4と分かれており、各々40項目まで分かれています。中学英語にカリキュラムに沿っていないため、自分で勉強した内容のコースを選ぶ必要があります。
● 講師の評価がないため、予約時に質の悪い教師を選ぶ可能性があります。
● フリートークレッスンがありません。
Kimini英会話とECCオンラインの比較
Kimini英会話 | ECCオンラインKids | |
料金 | 安い | 高い |
教師の評価 | 分かる | 分からない |
カリキュラム | 良い | 悪い |
フリートーク | あり | なし |
初心者 | 普通 | 易しい |
2つの比較ですが、優れている方を赤文字で記載しています。
ただし、この比較は、あくまでKimini英会話とECCオンラインを比較してと言う意味です。
他のオンライン英会話との比較ではありません。
それでは、一つ一つ解説しますね。
料金
ともに、1レッスン25分間となります。
「Kimini英会話」は、毎日レッスン(1日1レッスン)が月6380円、「ECCオンラインKidsは」月4回 3080円、月8回5280円、月16回 8800円です。
毎日レッスンを受けると、当然「Kimini英会話」の方が安いのですが、実際には週2回(月8回)程度しかレッスンを受けないため、「Kimini英会話」の毎日レッスン 月6380円と「ECCオンライン」の月8回の5280円とで、同じぐらいの金額になると思います。
事実、長男は、最初「ECCオンラインKids」の月16回(週4回)を受けていましたが、最終的に月8回(週2回)に変更となりました。
英語を習い始めの時には、週4回ぐらいレッスンを受けようと意気込むのですが、初心者は英語で話せることが限られるため、1レッスンを終えるとかなり疲れます。
具体的には、初心者の時には、話せる内容が「あなたの名前は?」「どこに住んでいるの?」「好きな食べ物は?」「趣味は?」という程度の内容のため、いつレッスンを受けてもこの内容が繰り返されるだけです。
そのため、週4回(月16回)もこのような内容を繰り返していても、子供は飽きてしまいまい、最終的にレッスンを受ける回数が、週2回(月8回)程度に落ち着くようになるのです。
現在長男は、中学英語を終わらせており、毎日学校で起こった出来事など、英語で話せることが増えたため、週4回レッスンを受けても成立するようになりました。そのため、このレベルになると、Kimini英会話の方が安くなります。
まとめますと、「初心者」は月8回程度しかレッスンを受けないため、料金に関しては「Kimini英会話」「ECCオンラインKIds」ともに引き分け。
中学2年生程度まで終えていると(中級者)、話せることが増えて、レッスンの回数が増えるため、「Kimini英会話」の方が安くなります。
教師の評価
教師の質では、「Kimini英会話」、「ECCオンラインKids」ともに、同じぐらいのレベルで、質は高いと思います。
「Kimini英会話」では教師の評価が5つ星でされており、予約時に、星が4.5~5.0の評価の講師を選ぶと、ほとんど外れがありません。
一方、「ECCオンラインKids」では教師の評価の項目がないため、外れの教師を選んでしまう可能性があります。
ここでいう外れの教師とは、教え方が下手ということではなく、「愛想が悪い教師」のことを指しています。
初心者が英語のレッスンを受ける時は、英語ができないため、英会話が成立していません。分からないため、何回も聞き返すし、講師の指示通りにレッスンが進行しないです。
その際に、明らかに嫌そうな顔をしたり、ため息をついたりする講師がいます。
そうなると、子供すごく、嫌な気分になります。
一方、常にニコニコしていて講師は、子供も非常に楽しい気持ちになれます。
そのため、評価の高い教師が分かるということは、非常に重要なことになります。
まとめますと、「講師の評価」は、レッスン予約時に教師の評価を明確にしている「Kimini英会話」に軍配があがります。
カリキュラム
「Kimini英会話」は、中学生コース(中1、中2、中3と分かれており、さらに各々の学年にて50レッスン用意されています)があるため、中学英語の内容に沿って、授業を受けることができます。
「ECCオンラインKids」では、独自のカリキュラムであり、レベル1, 2, 3,4に分かれており、各々に40レッスン用意されています。
そのため、「ECCオンラインKids」でレッスンを予約するときには、順番で予約すればよいわけでなく、自分が中学英語で勉強を終えた範囲を選んで、予約する必要があります。
例えば、英会話を主体とした授業では、「誕生日を尋ねる」というテーマは、英語を習い始めた初期のテーマです。
「When is your birthday?(あなたの誕生日まいつですか?)」を使って、英会話を学びます。
でも、よく考えてみてくださいね。
中学のカリキュラムでは、Whenは「疑問詞」の項目であり、中1の英語の終わりの範囲です。
つまり、「ECCオンラインKids」では予約時に「自分が勉強した項目」と「レッスンで選ぶ項目」を一致させる必要があります。
一方、「Kimini英会話」では、中学英語を勉強してきた範囲と、中学英語コースの範囲はマッチしているので、レッスンを予約するのが簡単です。
そのため、「カリキュラム」に関しては、「Kimini英会話」の方が、優れています。
フリートーク
「Kimini英会話」では、フリートークのレッスンがありますが、「ECCオンラインKids」にはありません。
長男が小学5年生から英語を始めて、小学6年生の2学期の終わりごろに、中3英語の30%程度まで終了しました。
その時には、フリートークをある程度できるレベルにまで成長していました。
ここで、レッスン中にフリートークをしたいので(自分の英語を試したいレベルになりました)、レッスンのテーマを無視して、講師に雑談を持ちかけていました。
「ECCオンライン」では、レッスンカリキュラムを無視して、フリートークをしてくれる先生もいましたが、真面目な先生は、レッスンカリキュラムを終えることに忠実で、フリートークをしてくれない先生もいました(ある意味、きちんとしている先生とも言えますね)。
「ECCオンラインKids」の事務局に問い合わせたところ、「こども英会話」のコースではフリートークの項目がないとのことでした。
一方、「Kimini英会話」では、フリートークを選べるため、気兼ねなく、フリートークができます。
これが、長男が小学6年生の3学期に、「ECCオンラインKids」から「Kimini英会話」に移った理由でした。
そのため、「フリートーク」をしたいのならば、「Kimini英会話」が優れています。
ただし、初心者の小学生は、フリートークをするレベルに達していないため、「フリートーク」の項目に関しては、引き分けといったところです。
初心者には、結局どちらがいいの?
ここまでの内容では、「Kimini英会話」の方が、圧倒的に優れているのではないか?と思うかもしれません。
でも、そうではないんですよ。
実は、初心者は「ECCオンラインKids」の方が、お勧めです。
なぜかというと、「ECCオンラインKids」のレッスン方法にあります。
「ECCオンラインKids」、「Kimini英会話」ともに、サイトにログインして、ホワイトボードのようなものを使用して、レッスンを行います。
ここで、「ECCオンラインKids」はホワイトボード上の絵をクリックすることにより、授業を進めることができます。
例えば、宝箱をクリックして開けたり、英単語と絵を線で結んだりできます。
つまり、ホワイトボードを使って、お互いにやり取りをして、授業が進行されます。
そのため、初心者でも、なんとなくレッスンを進めることができて、25分間のレッスンを終了することができます。
一方「Kimini英会話」では、ホワイトボードは先生が説明のために使用するものであり、生徒が使用することはできません。
分かりやすく例えると、英語の先生とボードゲームを使用して、英語のレッスンを受けるとします。
「Kimini英会話」は、先生だけがボードゲームをしていて、それを先生が説明して、生徒は聞くだけです。
一方「ECCオンラインKids」は、先生と生徒が、一緒のボードゲームを行っている感じです。
一緒に、ボードゲームをすることによって、例え英語が分からなくても、なんとなく楽しめますよね。
実際、長男が初心者のときに、「Kimini英会話」と「ECCオンラインKids」を両方体験したのですが、「Kimini英会話」は難しくて、「ECCオンラインKids」を選びました。
そして、小学6年生の3学期に、「ECCオンラインKids」から「Kimini英会話」に移りました。
現在中1の長男は、中学英語を終了しており、「Kimini英会話」にて、「中学3年生コース」を受けて中学3年生の内容の復習を行い、「フリートーク」にておしゃべりを楽しむ、というふうに行っております。
まとめますと、初心者には「ECCオンラインKids」、中級者になったら「Kimini英会話」が、最適です。
初心者には「ECCオンライン」、中級者になったら「Kimini英会話」が良い