英会話のためには、「聴く」「話す」能力を先に鍛えるべき?
「読む」「書く」能力を先に鍛える方が、効率がいいね。
英会話は「聴く」「話す」能力である。
英会話は「聴く」「話す」能力です。
このことには、疑う余地はありません。
それでは、英会話ができるようになるためには、「聴く」「話す」能力を先に鍛えるべきでは?
そう思うのは、当然だと思います。
私も以前は、そのように思っていました。
しかし、自分が英会話の勉強をするときに、それが間違いであることに気付きました。
子供を英会話スクールに通わせようと、見学に行ったときに、英会話スクールで、このような説明を聞いたことはありませんか?
「文法から始めずに、子供が母国語を習得する概念で、英語の能力を身につけます」
私の子供も英会話スクールを選ぶときに、同じように言われました。
しかし、自分の英会話を勉強した経験から、私は心の中でいつもこう思っています。
そりゃ、無理だろ!
だって、母国語じゃないんですよ。
小学1年生ぐらいから、家庭で親子の会話も英語で行い、テレビ番組も英語の番組だけを見せる。
これぐらいすれば、母国語のように習得可能だと思います。
でも、週に1~3時間程度の英会話スクールで、そのレベルには到達できるはずがありません。
「読む」「書く」能力がないと、「聴く」「話す」ことはできない
そうなると、やはり英文法を先にする必要があります。
英文法を習得するためには、ある程度の理解力が必要になります。
ある程度の理解力がついてくるのは、小学校5年生ぐらいからでしょう。
だから私は、小学5年生以降でないと、英語の先取りを行っても、あまり意味がないと考えています。
英文法を先にするということは、「読む」「書く」能力を先に身につけるということですが、なぜこれが重要なのでしょうか?
そもそも、読んで理解できない英文を、聴いても分からないですよね?
また、書くことができない英文を、話すことはできないですよね?
だから、「読む」「書く」能力がないと、「聴く」「話す」ことである英会話ができないことになります。
しかし、勘違いして頂きたいのは、「読む」「書く」ことだけをしていれば良いのではありません。
「読む」「書く」能力を鍛える ⇒ 学んだ表現をもとにして、「聴く」「話す」能力を鍛える
このように、「読む」「書く」と「聴く」「話す」ことを、バランスを保って学んでいくことが重要だということです。
なので、英会話スクールに通って、「聴く」「話す」だけを行っても、英会話の上達はしません。
同時に、「書く」「読む」能力をきたえることが重要なのです。
- 英会話の上達のためには、まず「読む」「書く」能力を鍛える。
- そして、学んだ内容をもとにして「聴く」「話す」能力を上達させる。