英会話を勉強するときに大切なことってなんなの?
自分の英語のレベルを判断することが大事だよ。
私の失敗談
私は大学卒業して、国際学会などで英語を話す能力が必要と思い、研修医として働き始めてから、すぐに英会話の勉強を始めました。
大学を卒業していたので、自分の英語は大学レベルであると思っていました。
そのため、けっこう難しいの英語の教材を購入して、1年間英会話の勉強を行いました。
1年後、どうなったと思いますか?
全く、英会話が上達しませんでした。
このままこの方法を続けていても、英会話は上手になれない。
そう思った私は、英会話スクールに通うことにしました。
英会話スクールに入ったときに、レベル分けのために、英語の先生とお話しました。
そして、あることに気付きました。
「あれっ。自分の話している英語って、中学1年生レベルじゃないか?」
「すごく、簡単な文章でしか、話せない。」
その後、英会話スクールに通い始め、ぐんぐん英語が上達していきました。
この経験から、私は、英会話を勉強するときに、重要なことに気付きました。
それは、『自分の英語のレベルを、きちんと判断すること。』です。
これは、英語のみならず、他の勉強にも当てはまります。
なぜ、失敗したのか?
では、私はなぜ英語の教材で勉強していたときに、英会話が上達しなかったのでしょうか?
それは、私が、自分自身の英語のレベルをきちんと把握してなかったためです。
私の社会人1年目の英語の能力は、こんな感じでした。
この図は、英会話の勉強を始める前の、私の「読む」、「書く」、「聴く」、「話す」能力のそれぞれのレベルを示しています。
まず、「読む」、「書く」能力は大学レベルでした。
しかし、「聴く」能力は、中3レベル。
さらに、「話す」能力に至っては、中1レベルでした。
英会話をできるようになるためには、「聴く」、「話す」能力を鍛えないといけません。
しかし、私は、「読む」、「書く」能力が大学レベルであったため、「聴く」、「話す」能力の勉強も大学レベルの教材を選んでしまったのです。
これが、大きな間違いでした。
「読む」、「書く」能力がすぐれていても、あくまで「聴く」、「話す」能力とは分けて考えないといけません。
つまり、「読む」、「書く」、「聴く」、「話す」能力は、まったく別物なのです。
「聴く」能力が中3レベル、「話す」能力が中1レベルであった私が、大学レベルの教材を選んでもうまくいくはずがありません。
結局、英会話スクールで下のクラスにレベル分けされることにより、自分の能力にあった勉強をすることができました。
そして、「聴く」、「話す」能力が向上していったと思います。
そして、この経験を長男の英語学習に生かすことができています。
長男の現在の「読む」、「書く」能力は、中3レベルです。
しかし、「聴く」、「話す」能力は、中1レベルです。
そのため、「読む」、「書く」ための英語の勉強は中3レベルの教材。
「聴く」、「話す」ための教材は、中1レベルの教材を使っています。
- 英語の読む、書く、聴く、話すの能力は、分けて考える必要がある。
- そして、各々の能力に応じて、勉強方法を考えないといけない。