小学生、中学生のお子さんがいる保護者で、次のような悩みはないでしょうか?
基礎編の問題集を解いたけど、次にどんな問題集を解けばいいか分からない。
簡単な問題は解けるけど、少し難しくなったら、問題が解けなくなる。
このブログでは、長男・次男の経験談より、この質問にお答えします。
本記事を書いた人
医師、英検準1級。国際学会にて、英語で討論する機会あり。
小学生の英語勉強法を研究
長男が小学5年生のときに、中学英語の先取り学習を始める
長男は、現在中学2年生になり、中学3年生までの英語(つまり高校受験英語)まで終了している。
長男は、定期テスト、模試を、試験勉強を全くしないで、90-95点をキープしている。
「基礎編」の問題集
前回の「中学英語 お勧めの参考書・問題集~基礎編」にて「基礎編」の問題集を紹介しました。
今回は、「基礎編」の問題集を終えた後の、「中級編」の問題集について紹介します。
「基礎編」の問題集を終えると、英文法のことがある程度理解できるようになります。
このある程度というのは、どのレベルでしょうか?
我が家は長男、次男ともにサッカーをしています。
例えば、ボールの蹴り方の練習をするときに、1対1で向き合ってになって、蹴り方を習得します。
この1対1で向き合って蹴り方を習得した段階が、英語での「基礎編」の問題集を終えた段階です。
しかし、蹴り方を習得しても、実際の試合で、それを使えなければ意味がないですよね?
試合で蹴り方を何度も試して、無意識のうちに、ボールを蹴れるようにならないといけません。
「中級編」の問題を解くという作業は、サッカーで例えるなら、試合を行い、習得した蹴り方を実際にできるように訓練している状況です。
それでは、試合を行うときの注意点はなんでしょうか?
強すぎる相手と試合をしても、相手チームがボールをずっとキープしているため、練習になりません。
つまり、適切なレベルの相手と試合をしないと、習得した蹴り方を、試合で使える技術にすることができないのです。
英語の勉強方法も同様です。
「基礎編」の問題集で身に着けた英文法を、適切なレベルの「中級編」の問題集を解くことにより、自分の知識として定着することができるのです。
中1英語 完全攻略
長男が「中級編」として使用した問題集が、「中1英語 完全攻略」です。
この問題集は、難問と言われるような問題はなく、いわゆる良問がそろっています。
この問題集は、一つの英文法の項目(例 過去進行形、不定詞など)、「基本」「標準」「実践」の問題に分けられています。
「基本」「標準」「実践」とレベル分けされていることにより、「基礎編」で解いた英文法の知識が復習しながら、段階的にレベルアップができます。
問題のレベルは以下の通りです。
「基本問題」は、「中学英語 お勧めの参考書・問題集~基礎編」で紹介した問題集と同じレベルの問題です。
「標準問題」は、定期テストのレベルです。
「実践問題」は、実際の入試問題です。結構難しい問題も含まれています。
まず、「基本問題」で、「中学英語 お勧めの参考書・問題集~基礎編」で紹介した問題集で、習得した英文法の復習を行います。
次に、「標準問題」で、習得した英文法のレベルアップを行います。
最後に、「実践問題」を解いて、入試レベルに達すると言いたいところですが、「実践問題」はすぐには解きません。
なぜなら、問題が難しいためです。
そのため、すべての「基本問題」「標準問題」を何回も復習して完全にマスターした後に、最後にまとめて「実践問題」のみ行う方が良いです。
長男も、1つの項目で「基本問題」→「標準問題」→「実践問題」と連続して行うとしましたが、「実践問題」は難しくて、役に立っている実感がなかったため、上記の方法で行いました。
さらに、もう一つ「実践問題」を解くときのコツがあります。
この問題集では、「実践問題」の中に、長文問題が出題されています。
コツというのは、「実践問題」を解くときに、長文問題は最初は手を付けずに、すべての「実践問題」を解いて何回も復習をして、完全にマスターした後に、長文問題を解くのです。
なぜなら、長文はすべての項目の英文法が入っていることが多く、その学年の英文法をすべてマスターしている必要があるからです。
「中1英語 完全攻略」の問題の解き方
① まず、「基本問題」、「標準問題」を最初に解いて、レベルアップをする。
② 次に、「実践問題」の長文問題以外を解いて、完全にマスターする。
③ 最後に、「実践問題」の長文問題を解く。
「中学英語 お勧めの参考書・問題集~基礎編」と「中1英語 完全攻略」を解くことによって、入試レベルの英語をかなり解く力が身に付くと思います。
ちなみに、中2、中3の問題集も出版されています。