小学生の子供に、英語の勉強をさせたい親は、色々と悩みますよね。
「小学生の英語学習は、いつから始めたらよいの?」
「小学生の英語勉強は、何から始めればよいの?」
「英会話スクールだと、英語ができるようになるの?」
この記事では、このような疑問に答えます。
このブログを書いた人
医師、英検準1級。国際学会にて、英語で討論する機会あり。
小学生の英語勉強法を研究
長男が小学5年生のときに、中学英語の先取り学習を始める
長男は、現在中学2年生になり、中学3年生までの英語(つまり高校受験英語)まで終了している。
長男は、定期テスト、模試を、試験勉強を全くしないで、90-95点をキープしている。
✓本記事の内容
小学生の英語の勉強を、いつから始めたらよいの?
ずばり、小学5年生から始めるのが良いと思います。
ただし、理解力の高い子供の場合には、小学4年生から始めても良いかもしれません。
実際に長男は、小学5年生の4月から英語勉強を開始して、英文法を理解できるようになってきたのは、10月ぐらいからでした。
次男は小学4年生の11月から開始しましたが、あまり理解できていなかったため、一旦中止して、小学5年生の4月から再開しました。
保護者の中には、「現在は小学3年生から、英語の授業が始まっているので、もう少し早く開始してもいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
確かに、理解力のある子供の場合は、小学3年生、4年生から開始しても良いかもしれません。
ただし、我が家の子供は、それほど理解力のある子供でないため、小学5年生からの英語勉強を始めて、ちょうどよかったです。
小学生の英語勉強は、何から始めれば良いの?
これは、ずばり「英文法」です。
「日本人は英文法の勉強ばかりしているから、英会話が下手なんじゃないの?」
「英会話を主体に勉強した方がいいんじゃないの?」
このような意見が多いと思います。
あえて言います。
重要なのは、英文法です。
なぜでしょうか?
小学生に英語の先取り学習をする最大の目的が「英語が得意になること」だと思います。
「英語が得意とはどういうことでしょうか?」
(1)英語のテスト(定期テスト)で良い点数がとれる
(2)英会話が上手になる。
どちらでしょうか?
それは、(1), (2)も両方できるようになることですね。
でも、どちらか一つを選ぶとしたら、どうでしょうか?
ずばり(1)の英語のテストで良い点数がとれるようになることだと思います。
英会話が上手でも、英語テストの点数が悪かったら、小学生で英語の先取り学習をした意味がないですよね。
さらに詳しく述べますと、「英会話が上手」で、「英語のテストの点数が悪い」という状態はまずありえません。
「英語のテストで良い点数がとれる」ようになって、「英会話が上手になる」ことができるのです。
逆の「英語のテストの点数がよく」て、「英会話が下手」人なら、たくさん世の中にいます。
「英語のテストで良い点数がとれる」と気持ちに余裕ができます。
英会話の勉強は、それからでも遅くはないでしょう。
英会話スクールだと、英語ができるようになるの?
繰り返しますが、中学英語の先取り勉強で重要なことは、英文法です。
英会話スクールは楽しく勉強できるが、それでだけでは不十分です。
なぜなら、英会話スクールでは、英文法の勉強をほとんど行わないからです。
そして、英文法をしっかり理解していないと、英語は上達しません。
「日本人は英文法の勉強ばかりしているから、英会話が下手なんじゃないの?」と思われる方もいるでしょう。
でも、このブログの「日本人はなぜ英会話が苦手なの?」でも述べていますが、日本人が英会話を苦手な理由は、英会話の練習をしていないからです。
つまり、「英文法の勉強をしっかり行った後、英会話の練習も行う」ことが大切なのです。
「英文法の勉強をおろそかにして、英会話ばかり行っていれば良い」わけではありません。
「でも、英文法中心に、英語の勉強をしている小学生なんか見たことないよ」
そう思われる保護者も多いでしょう。
しかし、実際に我が家の長男は、英文法の勉強を主に英語の勉強を開始しました。
小学5年生で英語勉強を開始するときに、家庭教師のトライで英文法の勉強を行うようにしました。
長男は、現在中学2年生ですが、中学3年生までの英語を終了(高校受験の英語まで終了)しています。
その効果として、英語の定期テスト、模試は常に90点~95点です。
特に、定期テストに関しては、試験前に全く勉強をせずに、90~95点をとれています。
「中学3年生までの英語の勉強を終わらせているのに、100点近くとれないの?」と思われるかたもいらっしゃるでしょう。
長男は、問題の「読み間違い」「勘違い」などが非常に多いため、なかなか100点はとれません。
逆にそのような、「読み間違い」「勘違い」が多い、ごく平凡な子供でさえも、英文法をきちんと勉強しておくと、中学英語が有利になるのです。
(1) 小学生の英語勉強は、5年生から始めるのが良い。
(2) 英語勉強は、英文法を主体に行うべきである。
(3) 英会話スクールは、英文法を学ぶには役に立たない