英語の発音は、きれいなほうが、いいよね?
発音は…、どうでもいいよ!
発音が悪くても通じる
私は、国際学会での討論で、英語を使用しています。
最初は、英語の発音をきれいに発表しようとしていました。
しかし、うまく通じず、ショックを受けたことがありました。
だから、Japanese Englishで話すようにして、ゆっくりと、はっきりと、話すようにしました。
そうしたところ、きちんと話が通じるようになりました。
また、韓国に仕事で滞在していたときのことです。
インド人、マレーシア人、香港人、中国人、インドネシア人、モンゴル人などがいました。
それぞれの国で、発音、イントネーションが全然違っていました。
はっきり言って、発音は誰もきれいではありません。
でも、みんなでコミュニケーションはとれています。
そのとき、私はこう思いました。
「発音なんて、どうでもいいじゃないの?」
私は、それから発音を全く気にしなくなりました。
発音はきれいに越したことはない。だが…
私は、発音がきたなくてもいい、と言っているわけではありません。
発音は、きれいに越したことはありません。
でも、発音の矯正を行うことに労力を費やすなら、英単語、英熟語、表現などを、一つでも多く覚えた方が、英会話は絶対に上達します。
私の場合も、もしこれから英語がどんどん上達して、あとは発音を極めるしかない状態になったら、発音に気をつけると思います。
でも、そんなレベルには到達しないと思っています。
日本人が英会話をなかなか、うまくなれない原因として、
「英文法を間違ったらどうしよう。」
「発音が悪いんじゃないか?」
ということを気にして、どんどんチャレンジできないからだと思います。
でも、はっきり言います。
私が、韓国に滞在していた時期に、色々な国の方と話していましたが、発音はきれいでないし、英文法もけっこう間違っていました。
でも、話は通じるんですよ。
あるテレビ番組の話
以前NHKの「英語でしゃべらナイト」にマーティー・フリードマンが出演したときの話です(記憶が違っていたら、ごめんなさい)。
そのとき、発音の特集を行っていました。
英語の発音で、「r」と「l」の発音のときに、よく以下の2語が例に出されます。
- rice = ごはん
- lice = しらみ
番組では、「r」と「l」の発音が違うと、riceがliceになり、違った意味になって、大変という感じで進行していました。
それに対して、マーティー・フリードマンが真っ向から、反対意見を述べていました。
- 「日本人は発音をすごく気にするけど、発音なんか、どうでもいいじゃん。」
- 「riceとliceで、「r」と「l」の発音が大事とか言っているけどさぁ~」
- 「レストランに行って、「r」の発音が悪くて、liceと発音したとするよね。」
- 「じゃあ、しらみが出てくる?」
- 「絶対、出てこないよね!」
- 「だから、むだな議論だよ。」
- 「発音なんかより、大切なのは、話の内容が、面白いかどうかだよ。」
どうでしょうか?
私は、この意見を聞いたとき、衝撃を受けたことを覚えています。
そう、大切なのは、話の内容が面白いかです。
そのため、長男の英語の先取り学習も、発音は気にしていません。
- 英語は、色々な国の人が、色々な発音で話している。
- 発音が悪くても、英語でコミュニケーションはとれる。
- 発音よりも、大切なのは、話の内容である。