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中学生の英単語の暗記方法~中学1年と中学3年の覚え方違いますよ~

~小学生、中学生のお子さんがいる保護者で、次のような悩みはないでしょうか?

中3になってから、英単語を覚えられなくなった。

中1のときは、英単語を簡単に覚えられていたのに!

このブログでは、長男・次男の経験談より、この質問にお答えします。

本記事を書いた人

医師、英検準1級。国際学会にて、英語で討論する機会あり。

小学生の英語勉強法を研究

長男が小学5年生のときに、中学英語の先取り学習を始める

長男は、現在中学2年生になり、中学3年生までの英語(つまり高校受験英語)まで終了している。

長男は、定期テスト、模試を、試験勉強を全くしないで、90-95点をキープしている。

我が家は、2023年度に、長男が中3となり、次男が小6となりました。

長男は、高校受験に向けて頑張っています。

次男は、中学受験をしないので、コツコツと英語の勉強を頑張っています。

長男、次男ともに英単語を「小テスト華丸」を使って、小テストを実施して、効率良く覚えております。

このことは、以前の記事「英単語の覚え方~小テスト」に記載しております。

次男は、現段階で英単語を600-800語を覚えております。

長男は、現在4500語を「小テスト華丸」にまとめており、そのうちの2000-2500語覚えております。

次男は、長男が覚えた経過をたどるように、ほぼ同じペースで英単語を覚えていております。

しかし、長男に関しては、中2の3学期頃から、英単語がなかなか覚えられなくなってきました。

そのため、今までと方法を少し変えて、小テストを行うようにしました。

この記事では、その方法をお教えしますね。


中1と中3の英単語の覚え方

2021年に改訂されて学習指導要領では、小学生 600-700語中学生 1600-1800語の英単語が出てきます。

つまり最大で合計2500語を覚えないといけないようになっています。

それならば、長男は2500語覚えているので、もう十分だと思われるかもしれません。

しかし、英会話ための語彙力を増やすため、また大学受験も考えて、英単語数を増やしております。

さて、長男が英単語をなかなか、覚えられなくなっていますが、その原因を解析したところ以下のことが分かりました。

① 中3の英単語は、何回も出てこない。

② 間違った英単語を、再度復習するまでに日数がかかる。

どういうことか、説明しますね。


①中3の英単語は、何回も問題に出てこない

まず、第1に、「中3の英単語は、何回も出てこない」ということです。

これは、逆の言い方をしますと、「中1の英単語は、頻回に出てくる」ということです。

どういうことでしょうか?

中1の英単語は、「baseball (野球)」「study (勉強する)」など、日常で頻回に使われる英単語が出てきます。

中1、中2、中3のいずれに範囲を勉強するにせよ、このような英単語は何回も出てきますので、覚える機会が頻回にあります。

つまり、曖昧に記憶していても、普段の英語の勉強で、覚えるチャンスが何回もあります。

しかし、中3の英単語は、そうではありません。

例えば、中3で習う「president (大統領)」「realize (実現する)」などの英単語は、それほど頻回に出てきません。

そのため、その英単語が出てきたときに、ある程度完璧に覚えないと、普段の英語の勉強で覚えるチャンスはないのです。


② 間違った英単語を、再度勉強するまで時間がかかる

2番目の理由として、「間違った英単語を、再度勉強するまでの時間が長くなる」ということです。

例えば、中1の初期に、英単語が100語しか出てきていない状況を考えて下さい。

小テストで1日10語覚えていくと、10日間で終了します。

そして、1回目に間違った英単語を、2回目の小テストで勉強するのに、10日間の期間が空くだけです

しかし、中2の途中になり、英単語が1000語出てきたとします。

小テストで1日10語覚えると、100日間かかります。

そして、1回目に間違った英単語を、2回目の小テストで勉強するのに、100日間の期間が空くのです。

つまり、英単語が増える分だけ、次に復習するまでの期間が、どんどん長くなります。


長男の現状

長男は、「小テスト華丸」による英単語の勉強を小6より行っていました。

しかし、中2の3学期頃から、1回目に間違った英単語が、2回目、3回目もほとんど正解しなくなってきました。

明らかに、英単語を覚える効率が低下してきました。

このままでは、英単語の小テストをこなしているだけだと思い、1日10問行っていた小テストを次のように変更しました。

変更前  1日10問

変更後  3日30問

これを見て、保護者は次のように思うかもしれません。


「1日で10問」と「3日で30問」って、同じじゃないの?



確かに、1日当たりの英単語は10問となり、同じですが、中身が少し違います。

1回の小テストを30個にして、2日目、3日目も全く同じ問題を解くのです。

同じ英単語を3日間覚えることにより、記憶をより確かなものにします。

この方法を取り入れてから、約1カ月ですが、長男も「英単語の暗記が安定した気がする」と言っています。

良く考えてみると、私も学生時代に、英単語を覚える時には、数ページを何日間もかけて覚えていました。

1日目、2日目、3日目と同じ問題を解くのは、そのことと全く同じことだと気づきました。


勉強において大切なこと

長男は、英単語の小テスト10問を毎日行う方法を、約3年間続けてきて、英単語を効率的に覚えることができていました。

その成功体験があったため、長男が英単語を効率的に覚えられないと何となく気づいていながら、「10問の小テスト」を3カ月ほど続けていました。

そして、小テスト華丸ソフトに1回目、2回目、3回目、どれが「正解」「間違い」かを入力したデータを解析していたところ、英単語を覚える効率が悪くなっていたことに気付きました。

正直なところ、1カ月ぐらいで方法を変更しないといけなかったと思います。

長男は、現在2000-2500語暗記していて、中学の英単語をほとんど暗記しております。

そのため、現在英単語の量を増やしているのは、「英会話の語彙力を増やすため」「大学受験のため」です。

しかし、高校受験を目標に英語の勉強をしている中学生が、3カ月も意味のない勉強をしていると、かなりの時間のロスになります。

そのため、中学生のお子さんがいる保護者の方には、効率的に英単語の勉強をしてほしいと思いまして、この記事を書きました。

さて、「小テスト1回30問」を3日間かけて行う。

この方法で英単語の暗記は本当に定着するのでしょうか?

引き続き、お伝えしていきますね。

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