~小学生、中学生のお子さんがいる保護者で、次のような悩みはないでしょうか?

英単語を覚えられない。
子供がやる気がないので、英単語の勉強をしてくれない。
このブログでは、長男・次男の経験談より、この質問にお答えします。
本記事を書いた人

医師、英検準1級。国際学会にて、英語で討論する機会あり。
小学生の英語勉強法を研究。
長男(現高1)、次男(現中1)が小学5年生のときに、中学英語の先取り学習を始める。
長男は、中1で中学3年生までの英語(つまり高校受験英語)を終了。
長男、次男の「小学生の英語先取り勉強」の効果を、本ブログで報告。
我が家は、2024年度4月より、長男が高校1年生、次男が中学1年生となりました。
さて、このブログでは、小学生の英語勉強法はもちろんですが、中学生の英語勉強法もお話しております。
今回のテーマは「英単語の覚え方」です。
保護者が頭を悩ませる問題として、「子供が英単語をなかなか覚えることができない」ことがあげられると思います。
このブログでは、最終的に小テスト作成ソフト「華丸」による英単語の勉強をお勧めしてきました。
英単語小テストに関しては、「英単語の覚え方~小テスト」にてお伝えしています。
今回は、「小テストをどのように活用するか」についてお話しますね。
長男の受験シーズンの英単語の覚え方
これは、長男が中学3年生の時の、高校受験の勉強をしているときのお話です。
長男は小学5年生から、英語の勉強を始めていたため、中3の受験期には、華丸に入力していた英単語の量が4,000語近くになっていました。
このブログでは、毎日英単語の小テストを10語作成して、子供に解かせるという方法(英単語の覚え方~小テスト)をお話しました。
しかし、4000語近くになると、1日10語ずつ行った場合、その英単語を再びテストするまでの期間は当然空くことになります。
毎日英単語10語ずつ行っていましたが、正直英単語の語彙力がアップしている気がしませんでした。
そのため、英単語が増えた時点で、次のような方法に切り替えました。
英単語小テストを30語で問題を作る
英単語の小テストの1回の問題を、10問から30問に変更しました。
これに関しては、「中学生の英単語の暗記方法~中学1年と中学3年の覚え方違いますよ~」の記事で述べております。
華丸の小テストは、小テストの問題を10問、20問、30問、40問と好みに応じて設定することができます。
ここで、1日30問の小テストを毎日行うのではなく、同じ30問の小テストを3日間連続で行います。

それだと1日10単語ずつ行うのと変わりないのでは?
「1日10個の英単語を3日間で合計30個覚える」のと、「30個の英単語を3日間行う」のでは、1日10単語ずつという観点からは同じです。
しかし、30個の英単語を3日間行う方が、同じ英単語に3日間触れることができるため、英単語の定着が格段に良くなります。
そして、これにより英単語の勉強効率が格段に上がりました。
次男の英単語の勉強方法
さて、次男も中学1年生になり、小学生時代から引き続いて英語の勉強を行っております。
英単語の小テストも引き続き行っております。
そして、長男の成功体験から、次男も同じように、1日の英単語の量を30語にして、それを3日間連続で行うという方法を用いました。
どうなったと思いますか?
実は、全くうまくいきませんでした。
その理由をお話しますね。
受験生(中学3年生)と中学1年生は違う

その理由は、「受験生と中学1年生は、勉強のモチベーションが違う」ということです。
当たり前すぎる答えで、拍子抜けしたのではないでしょうか?
でも、非常に重要なことだと改めて気づかされました。
小テストの良いところは、1回の単語量が10語ぐらいであれば、帰宅しておやつを食べる前にちょっとした時間で、終了できるというところです。
しかし、30語あると、ちょっとした「すきま時間」を利用して、小テストを行うということができなくなります。
当然ですよね。
30語もあれば、きちんと時間を設けて「今から小テストを解くぞ!」と気持ちを切り替えないといけなくなります。
また、10語の時には、帰宅後に小テストを解くのを忘れていても、「寝る前に小テスト解いておいてね」と言えば、解いていました。
しかし、30問の小テストだと、寝る前にさっさと解くということは不可能です。
こうなると、次男は「明日するね」と言って、解かずにそのまま寝ていました。
そして、翌日も小テストを行わないということが多々ありました。
そうこうしているうちに、毎日小テストをするというルーチンが崩れてしまい、最終的に1カ月ほど小テストを行わない時期がありました。
そのため、「小テストの問題は10問にして毎日解く」という方針に戻しました。
すると、毎日小テストを行うことが再びできるようになりました。
確かに、10問に戻しても、夜に疲れて小テストをせずに寝てしまうことがあります。
でも、10問の場合は、朝起きて学校に行く前に小テストを行っています。
この学校に行く前に小テストを解くというのは、10問だからできることだと思います。
30問もあると、朝のドタバタしている時間に、小テストを行うのは不可能ですよね。
そして、今回の件で思ったのは以下のことです。
「毎日行う」というルーティンが非常に重要
毎日行うというルーティンそのものが重要ということです。
これは、子供だけの話ではありません。
テストを作る親にとっても当てはまります。
小テストを30問で作って、子供が1日行わなかった場合には、翌日にそのテストを解くことになります。
すると、親は小テストを作成するのを、1日辞めてしまいます。
この1日辞めてしまうことが、非常に問題なのです。
もう一度繰り返します。

1日辞めてしまうことが、非常に問題なのです。
たかが1日と思っていましたが、1日作成しないと、2、3日行わなくなり、ついには小テストが1カ月間もしない日々が続きました。
継続は力なりという言葉通り、毎日続けることが非常に重要なんだと気づかされました。
受験生(中学3年生)は勉強する
それでは、なぜ長男は30問の小テストを3日間連続で解くという方法がうまくいったのでしょうか?
それは、長男が中3で受験生だったからです。
受験生は毎日勉強をします。
受験勉強をしている際に、小テストはちょうど良い息抜きになっていました。
そして、親も「受験生だからさぼってはいけない」と緊張感を持って小テストを作っていました。
ただ、これは受験生だからできることだと思います。
同じことを中学1年生に行っても、無理でした。
まとめ
本日は小テスト華丸を使った英単語テストについて、上手なテストの行い方を述べました。
「受験生(中学3年生)」と「受験生以外(小学生、中学1・2年生)」では、勉強に対するモチベーションが違います。
そのため、その時々に応じて、適切な「英単語テスト」の方法を考えてください。
小学生・中学生(1・2年生) 「1日10問」の小テストを毎日解く
受験生(中学3年生) 「1日30問」の小テストを3日間同じ問題を解く