長男の勉強経過(小学生編)

三単現のs ~ その2

「三単現のs」での「3人称」を教えるのは、難しいよね?

少しずつ、教えることが大切だね。

「3人称」の教え方の順番

三単現のs」の記事にて、「三単現のs」を最初に教える時に、「3人称」の定義を以下のようにすることを述べました。

 

3人称とは、「He (彼)」「She (彼女)」である。

 

まずは、「三単現のs」を反射的にマスターするようになることが目的です。

そのために、主語を「He (彼)」と「She (彼女)」に絞った方が、子供にとっては分かりやすいからです。

 

それでは、「He (彼)」と「She (彼女)」を使用して、ある程度「三単現のs」に慣れてきたら、次に「3人称」を、どのうように教えていけば良いでしょうか?

 

もう一度三人称の例を示しますね。

  • 「She (彼女)」
  • 「It (それ)」
  • 「Mike (マイク)」
  • 「My dog (私の犬)」
  • 「This book (この本)」
  • 「They (彼ら、それら)」
  • 「These apples (これらのリンゴ)」

 

ここで、3人称の複数形である「「They (彼ら、それら)」、「These apples (これらのリンゴ)」などは、あとで教えることにしましょう。

 

なぜなら、「3人称」の勉強だけでも大変なのに、単数形と複数形を一緒にすると、子供は混乱するからです。

そのため、「3人称」の説明をするときに、「単数形、複数形」は使わずに、子供に説明しましょう。

 

さて、『3人称とは「He (彼)」「She (彼女)」』であるということが、ステップ1であるとします。

 

ステップ2では、「He (彼)」「She (彼女)」だけでなく、「人の名前 (例 Tom、Mary)」も3人称に含まれることを説明します。

人の名前は最終的に「He (彼)」「She (彼女)」で表せるため、子供にとっても頭に入りやすいと思います。

 

そして、このステップ2の「3人称」の「人の名前」を使って、「三単現のs」の問題を解きます。

ステップ2までの段階で、「3人称」は「He (彼)」「She (彼女)」「人の名前」が含まれることになりました。

 

「3人称」には、動物、物も含まれる

さて、次にステップ3に進みます。

このステップ3の段階では初めて、1人称は話し手である「I (私)」、2人称は聞き手である「You (あなた)」という概念を説明します。

 

そして、「3人称」は話し手、聞き手以外の、人、生物、物であることを説明します。

 

そして、今まで教えてきた「He (彼)」「She (彼女)」「人の名前」は、「3人称」に当てはまることを教えます。

この順序で説明すると、生物、物などの、「My dog (私の犬)」「This book (この本)」が「3人称」であることが、なんとなく子供でも分かるようになってくるでしょう。

 

しかし、ここで注意しないといけないのは、「生物」、「物」が「3人称」含まれることを、すぐに理解できる小学生ばかりではありません。

 

私の長男は、小学5年生のときに、理解できませんでした。

 

そのため、この生き物、物の「3人称」に関しては、あまり丁寧に説明せずに「何となく理解するればよい。また後で説明するから」と言いました。

つまり、長男は「He (彼)」「She (彼女)」「人の名前」が3人称であることを学んで、「三単現のs」の項目を終了しました。

 

きちんと、生物、物などの「3人称」すべての「三単現のs」をマスターしたほうが良いのでは?

 

そう思われるかもしれません。

 

でも、これでいいんです。

 

その理由は次の記事で説明しますね。

 

「三単現のs」は、まずは「He (彼)」「She (彼女)」「人の名前」でマスターすればよい。

-長男の勉強経過(小学生編)