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「3人称」の教え方

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「3人称」の教え方

小学生、中学生のお子さんがいる保護者で、次のような悩みはないでしょうか?

「3人」称を理解してくれない。

どのように、「3人称」を教えればいいの?

このブログでは、長男・次男の経験談より、この質問にお答えします。

本記事を書いた人

医師、英検準1級。国際学会にて、英語で討論する機会あり。

小学生の英語勉強法を研究

長男が小学5年生のときに、中学英語の先取り学習を始める

長男は、現在中学2年生になり、中学3年生までの英語(つまり高校受験英語)まで終了している。

長男は、定期テスト、模試を、試験勉強を全くしないで、90-95点をキープしている。

「3人称」の教え方

三単現のs ~ その2」にて、長男は「He (彼)」「She (彼女)」「人の名前」が3人称であることを学んで、「三単現のs」の項目を終了したことを報告しました。

「My dog (私の犬)」「This book (この本)」などの「動物」、「物」などに関しては、「三単現のs」の項目では、3人称として教えませんでした。

その理由を、今から説明しますね。

一般動詞の「肯定文」「疑問文」「否定文」

「三単現のs」の項目は、英語の分類でいえば、一般動詞の「肯定文」の項目です。

当然、この後に、「疑問文」「否定文」が続きます。

まずは、疑問文の例を示します。

  • You play tennis. ⇒ Do you play tennis? (あなたはテニスをしますか?)
  • He plays tennis. ⇒ Does he play tennis? (彼はテニスをしますか?)

次に否定文です。

  • You play tennis. ⇒ You don’t play tennis. (あなたはテニスをしません)
  • He plays tennis. ⇒ He doesn’t play tennis. (彼はテニスをしません)

「3人称」の「疑問文」「否定文」で覚えることは、以下の通りです。

  • 3人称の疑問文は「Do+主語+ ~」でなく、「Does+主語+ ~」を使用する。

  • 3人称の否定文は、「主語+don’t ~」ではなく、「主語+doesn’t ~」となる。

  • 3人称の「疑問文」「否定文」では、動詞に「三単現のs」をつけなくてよい

「疑問文」、「否定文」の勉強する時には、1人称、2人称の疑問文、否定文場合は「 Do+主語 ~?」「主語+don’t ~」も、3人称の疑問文、否定文の場合は「Does+主語 ~?」「主語+doesn't ~」となります。

つまり、3人称では、文章の作り方が、1人称・2人称と、完全に異なっているのです。

3人称が「He (彼)」「She (彼女)」「人の名前」だけだと、主語が人間であるため、イメージがしやすくなります。

しかし、「My dog (私の犬)」「This book (この本)」などの「生物」、「物」を3人称として教えると、全体をイメージしにくくなります。

これが、私が「生物」,「物」などの3人称を、最初に教えなかった理由です。

問題集の順番は入れ替えろ!

問題集を解くときに重要なことは、1つずつ知らないことを学んでいくということです。

例えば、一般動詞の「肯定文」と「疑問文」の項目は、「肯定文」⇒「疑問文」という順番に勉強します。

いきなり、2つ同時に勉強したりはしないでしょう。

「肯定文」と「疑問文」などは、文法で明らかに項目が分かれているので問題ないのですが、そうではない場合に注意しないといけません。

どのような場合でしょうか?

例えば、「3人称の肯定文」を学ぶときに、次のような文が出題されたとします。

He plays tennis in the park. (彼は公園でテニスをします)

「He plays tennis (彼はテニスをします)」だけだと、「play」に三単現のsをつけて、「plays」にすることがイメージしやすいと思います。

しかし、「in the park (公園で)」というフレーズが追加されることにより、子供の頭は次のことも考えないといけなくなります。

  • 「in」は「~の中」にという意味だよな?
  • 「the park(その公園)だけど、なんで「a park」じゃなくて「the park」なんだろう!

どうでしょうか?

「三単現のs」をマスターしないといけないのに、「in the park」が出てくると、上記のことまで考えないといけません。

『それじゃあ、「in」や「the」のそれぞれの意味にこだわらず、「in the park」で「公園で」という意味を、丸ごと覚えればよいじゃない?』という方がいらっしゃるかもしれません。

確かに、それも一つの方法だと思います。

しかし、「in the park」のフレーズがあると、子供は「三単現のs」に集中することができません。

そのため、「He plays tennis.」と「主語 + 動詞 + 目的語」だけのシンプルな文章で、問題の演習をするほうが良いのです。

問題集を自分なりにアレンジする

通常我々は、問題集の問題を解くときに、1ページ目から、順番通りに問題を解いていきます。

しかし、順番通りに解かない方が、スムーズに進むときがあります。

「三単現のs」を行うときに、まず「He plays tennis.」のシンプルな文章で解いていくのは、階段を1段ずつ昇っていく行為です。

しかし、「He plays tennis in the park.」のような少し難しい問題は、階段を2段一気に昇るような行為です。

語学をするときに非常に重要なことは、いかに階段を1段ずつの昇っていくことができるかです

一気に階段を2段昇っても、理解できる子供もいます。

しかし、理解できない子供(うちの長男がまさにそうです)場合には、階段を2段昇れなくて、結局階段を1段降りないといけない事態になります。

つまり、階段2段昇る ⇒ 難しいので1段降りる ⇒ 再度1段(つまり最初から2段)昇るというようになり、時間が非常に無駄になります

「三単現のs」

話が横道にそれてしまったため、もう一度「3人称」の教え方について戻ります。

長男が「3人称」を学ぶ時に、まず「He」「She」「人の名前」としました。

つまり「3人称」を「He」「She」「人の名前」だけに専念して、まず階段を1段昇ったことになります。

そして、一般動詞の「肯定文」「疑問文」「否定文」を一通り終了した時点で、「3人称」に「動物」「物」が含まれることを教えて、階段をもう1段昇ることにしました。

でも、次のように思われる方もいらっしゃるでしょう。

問題集は、そんなに都合良い順番で、問題が並んでいるわけじゃないよ!



そうなんです。

そこが、英語を勉強するときのコツなのです!

つまり、問題集の問題を順番に解くわけでなく、順番の入れ替えを行い、階段を1段ずつ昇って行かないといけないのです。

そして、この問題の入れ替えを比較的行わなくても良い問題集が、「小学生・中学生 英語 お勧めの参考書・問題集~基礎編」で紹介した「英文法パターンドリル」です。

例えば、「三単現のs」の最初の項目では、「He likes ~」「She likes ~」「名前 likes ~」のみに絞って、勉強することができます。

つまり、問題の入れ替えに労力を使うことなく、階段を1段ずつ昇っていくことができます。

● 階段を1段ずつ昇っていくべきである。

● そのために、問題の順番の入れ替えを行う必要がある。

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