長男の勉強経過(小学生編)

「be動詞」ぐらいは簡単?

「be動詞」ぐらいは簡単だよね?

いやいや、結構難しいよ。

 

最初の「be動詞」は意外と難しい

長男に『be動詞』の項目を教えている時のことですが、「この範囲は、簡単に理解してくれるはずだ」と思っていました。

 

be動詞は、簡単にまとめると、以下のようになりますね。

単数形

  • I       ⇒ am
  • You       ⇒   are
  • He / She / It  ⇒   is

 

複数形

  • We    ⇒ are
  • You   ⇒ are
  • They ⇒ are

 

そのため、次のように、説明しました。

  • 単数形は「am」「are」「is」の3種類のbe動詞があること。
  • 複数形のbe動詞は「are」の1種類のみであること。
  • Youは「あなた」「あなたたち」の単数形と複数形の2種類の意味があること。
  • 疑問形は、主語とbe動詞を入れ替えること。例)You are a boy. ⇒ Are you a boy?
  • 否定文は、be動詞の後に、「not」を入れること 例) You are a boy. ⇒ You are not a boy.

 

この5つのポイントはすぐに分かるだろうと思っていました。

 

長男に教えたときの反応

しかし、実際には、そんなに簡単な話でありませんでした。

 

こんな単純なことを、なかなか理解してくれない。

 

次のように考えました。

  • 大人は、英語を一通り終わっているから、「be動詞」の項目は簡単に感じるだけなのか?
  • 小学5年生では、まだ英文法を理解する能力がないのか?

いずれも、間違いでした。

 

単語を覚えることの重要性

問題点は、単語をきちんと覚えていないことでした。

 

どういうことか、説明しますね

 

例えば、student(生徒)を使って、「be動詞」の練習をするとします。

 

I am a student.

You are a student.

He is a student.

 

この時に、重要なことは、studentというスペルをきちんと書くことができないと、文法を理解することができないということです。

 

つまり、「student」の単語のスペルがきちんと書けないと、それを書くことに精一杯になるため、「I am ~」「You are ~」「He is ~」の説明は、全く頭に入らないのです。

 

「文章」とセットで「単語」を覚えることの意味

ある程度、英語ができるようになってくると、単語は単独で覚えるより、文章とセットで覚えるほうが暗記しやすくなります。

 

例えば、earthquake(地震)という単語は、単独で覚えるより、「There was an earthquake yesterday. (昨日、地震がありました)」という風に、文章で覚えると、覚えやすくなります。

 

しかし、重要な点があります。

 

いくら、文章でセットになって覚えやすいといっても、その文章の文法を知っていることが前提です。

 

上記のearthquakeなら「There was ~ (~がありました)」の文法を知っていれば、earthquakeは覚えやすいです。

 

しかし、「There was ~ (~がありました)」を知らなければ、覚えることが2つになります。

 

つまり、文章とセットで単語を覚える時には、その単語だけが唯一文章のなかで、知らない単語である必要があります。

 

知らない単語が、2つ、3つと出てくれば、よけいに覚えにくくなるだけです。

 

まずは、基本的な英単語

長男は、英語を5年生の4月に始めましたが、9月になっても、英単語を正確に覚えていませんでした。

 

そのため、まず基本的な英単語を100語ほど、100%正確に覚えさせました。

 

すると、どうでしょう?

 

文法を、きちんと理解することができるようになりました。

 

長男は、この後、英語の勉強がようやく軌道にのることができました。

 

ポイント

  • 文法を理解できないときは、単語力に問題があるかもしれない。
  • 特に超初心者の小学生は、まず基本的な英単語を、きちんと覚える必要がある。

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