長男の英会話は、どのレベルなの?
今から説明するね。
私の英会話の経験
このブログは長男の英語の勉強経過について述べていますが、私自身は、英会話を社会人になってから、勉強しました。
英会話を勉強するにあたり、英会話スクールに通ったわけですが、最初にレベル分けのために、英語の講師の面接を受けました。
その時、自分の言いたいことを全く話せなかったのを、覚えています。
そして、次のように思いました。
「受験英語で難しい英語を勉強してきたのに、自分が今話している英語は、中1レベルの内容じゃないのか?」
当時は、自分の英語の話す能力(speaking)のレベルの低さに、非常にショックを受けました。
しかし、今考えると当たり前のことでした。
なぜなら、話す(speaking)の訓練をしていなかったからです。
「英会話の3つの分類」で述べたように、英会話には3つのタイプがあり、日本人は通常、中学生から英語を本格的に勉強して、英会話は「聞くことが主体の英会話」の勉強から開始することを、説明しました。
なぜなら、中学英語では、定期テストなどで、聴き取り(listening)の問題は存在しますが、話す(speaking)ことに関する問題が存在しないので、「聞くことが主体の英会話」になるからです。
そして、「聞くだけの英会話」しか行っていないと、話す能力(speaking)は上達しません。
これが、私が英会話スクールの面接で、中1レベルの英語しか話せなかった理由です。
つまり、中学から大学まで英語を勉強するにあたり、英会話の勉強を効率的に行えてなかったことになります。
長男の英会話の勉強を開始したとき
そこで、私は、長男の英語先取り学習に生かすには、どうしたら良いか考えました。
そして、「『聞くことが主体の英会話』ではなく、『話すことも、聞くこともする英会話』から開始して、話す能力(speaking)を身に着けると、英会話の上達が早くなるのでは?」と考えました。
そのため、長男には「話すことも、聞くこともする英会話」からスタートさせるようにしました。
それが、オンライン英会話です。
長男の英会話の実力
長男は小学5年生からの2年間は、ECCオンライン英会話を行っていました。
長男は中1の現在、Kimini英会話にてオンライン英会話を行っております。
中学1年生にしては、かなり英会話ができており、私の中学・高校時代よりはるかに実力があります。
小学5年生から英語の先取り学習を始めて、順調に進んでいます。
しかし、私の中では、次のステップに進む時期がきていると思っていました。
ちょうど、その時に長男から、オンライン英会話について、こんなことを言われました。
「最近、オンライン英会話で、同じ内容ばかり話していて、上達している気がしないんだけど、どうかな?」
私は、「お前がオンライン英会話を始めて2年9カ月経過したけど、父ちゃんも、最近全く同じことを感じていたよ。」と答えました。
なぜ、このような状態になっているのでしょうか?
説明しますね。
「話すことも、聞くこともする会話」には、初級編と中級編がある。
実は、「話すことも、聞くこともする会話」、さらに初級編と上級編に分けられます(いくつも分類してすみません)。
それは、「相手が一言、自分も一言と話す会話」の初級編と、「相手がある程度話して、自分も話す会話」の上級編です。
初級編 - 相手が一言、自分も一言と話す会話
- A君「昨日どこに行った?」
- B君「駅前に行ったよ。」
- A君「何していたの?」
- B君「映画を見たよ。」
- A君「何を見たの?」
- B君「アニメの映画を見たよ。」
- A君「面白かった?」
- B君「面白かったよ。」
上級編 - 相手がある程度話して、自分も話す会話
- A君「昨日どこに行ったの?それから、何をしていたか教えてくれる?そして、どんな感じだったかも知りたいなあ~。」
- B君「昨日は、駅前に行ったんだよね。そして、映画を見たよ。アニメの映画なんだよね。面白かったよ。」
どうでしょうか?
一言、一言のやり取りである初級編は、簡単です。
なぜなら、相手の言っていることが理解できなくて、とんちんかんな事を話しても、次の一言で相手が上手に修正してくれるからです。
長男が行っていたのは、まさに「話したり、聞いたりする会話」の初級編でした。
そして、長男は自分の言いたいことを、一言で言い表せるようにはなっています。
しかし、「話したり、聞いたりする会話」の初級編のレベルでは、話す会話の内容レベルも、たかが知れています。
そして、2年9カ月も経過すると、同じ内容を繰り返しているだけになります。
そのため、長男は「同じ内容ばかり話して、上達している気がしない」と感じてきたのです。
実は、私が英会話の勉強をしていた時も、全く同じような状態になりました。
その当時に、「なぜだろう」と思い、分析した結果、上記のような結論になりました。
そのため、長男も同じ状態になるだろうと予想ができており、実際に長男の方から、そのことを私に相談してきました。
そのため、次のステップに進まないといけません。
ここで保護者の皆さんは、次は「話したり、聞いたりする会話」の上級編に進むのだろうと思われるかもしれませんが、そうではないんですよ。
次に勉強するのは、「聞くことが主体の会話」です。
なぜでしょうか?
2番目に「聞くことが主体の英会話」になる理由
もう一度、会話の種類を整理しますね。
- (1)「聞くことが主体の会話」
- (2)「話したり、聞いたりする会話」
初級編 - 一言一言やりとりする会話
上級編 - 自分も相手も、ある程度話す会話 - (3)「話すことが主体の会話」
そして、長男の英会話の順番は、次のように進めていく予定です。
- 1番目「話したり、聞いたりする会話」- 初級編 - 一言一言やりとりする会話
- 2番目「聞くことが主体の会話」
- 3番目「話したり、聞いたりする会話」- 上級編 - 自分も相手も、ある程度話す会話
- 4番目「話すことが主体の会話」
なぜ、このような順番になるのかというと、「話したり、聞いたりする英会話」の上級編では、相手の話していることを、ある程度理解する必要があります。
つまり、「聞くことが主体の会話」がある程度できないと、「話したり、聞いたりする英会話」の上級編もできないことになります。
そのため、長男は中学1年生の12月より、「聞くことが主体の会話」の英会話を行うようにしました。
それでは、「聞くことが主体の英会話」はどのように勉強すれば良いのでしょうか?
この点に関しては、別の記事で説明しますね。
- 「話すことも、聞くこともする英会話」には、初級編と中級編がある。
- 初級編を終わらせたら、次は「聞くことが主体の英会話」に進むべきである