英単語にカタカナで読み方(カタカナ表記)を書いてもいい?
ぜひ、そうするべきだね。
母音の概念
日本語の母音は、「あ」「い」「う」「え」「お」の5つになります。
しかし、英語では、母音がたくさんあります。
例えば、日本語の「あ」に相当する母音が何種類かあります。
まず、この概念が、子供には理解できないと思っていました。
だから、長男の英語勉強を始めるときに、迷わず英単語はカタカナ表記して、覚えさせました。
しばらく、長男に英語を教えている時に、こんな質問をされました。
「but(しかし)とbat(バット)は、同じ発音だね!」
このとき、私は、「ついに発音記号を説明する時期が来たー」と思って、英語の発音について、説明しました。
「日本語では、母音が5つだけど、英語ではたくさんあるんだよ。」
しかし、長男は全く理解できませんでした。
なので、最終的には「実は違うんだけど、お前がもう少し英語ができるようになってから、教えるね」と言って、発音記号は小学生の間は、教えませんでした。
最初はカタカナ表記でOK
英単語を覚える時は、発音記号を理解して覚える。
これは、とても理想的だと思います。
英会話スクールが、「発音記号なんか使わなくても、生の英語を聴いて、発音を身につけさせる。」と説明してくれます。
でも、週2-3回程度の英会話スクールのレッスンでは、絶対無理です。
いくら理想が高くても、それに到達できないと意味がないですね。
英語を習い始めたとき
英語を習い始めたときには、日本語と違う事が多くて、とまどいます。
- アルファベットの文字が覚えられない!
- 主語+動詞+目的語の順番って、日本語と違う!
- 「a」と「the」って何なの?
- 複数形って、日本語にはない!
等々です。
この状態のときに、発音まで手が回るでしょうか?
よけいに、混乱すると思います。
長男が英単語を覚え始めの時
私は、「読む」「書く」能力が必要と考えていたので、長男に、英単語のスペルを覚えるようにさせていました。
つまり、日本語で問題を出して、英語でスペルまで答えられることが、英単語を覚える時の目標です。
最初のころ、長男にこんなことを言われたことがあります。
「英語のスペルを覚える時に、読み方が分からないと、覚えられないから、カタカナで読み方を書いてくれない?」
私たち大人は、ある程度の英単語を覚えています。
だから、今から新しい単語を覚える時でも、過去の経験からその英単語の読み方を推測できます。
でも、初めて英単語を覚える小学生は、その経験が全くないのです。
だから、カタカナ表記をしていないと、ただのアルファベットの文字としてしか認識できず、なかなか英単語を覚えることができない。
長男に英語を教えていて、カタカナ表記の重要性を再認識できました。
でも、カタカナ表記は、英語にある程度慣れ親しんできたら、必要ないと思います。