次男の勉強経過 子供の勉強経過

小学生の英語勉強を始める時~まずは、ゆっくり慣れさせよう!

小学生の子供に英語を勉強させようと思っている保護者の方、次のような疑問がないでしょうか?

小学生の英語勉強を開始するときに、注意しないといけないことは?

この記事では、長男・次男の経験談より、この質問にお答えします。

本記事を書いた人

医師、英検準1級。国際学会にて、英語で討論する機会あり。

小学生の英語勉強法を研究

長男が小学5年生のときに、中学英語の先取り学習を始める

長男は、現在中学2年生になり、中学3年生までの英語(つまり高校受験英語)まで終了している。

長男は、定期テスト、模試を、試験勉強を全くしないで、90-95点をキープしている。

✓本記事の内容

小学生の英語勉強を開始するときに、注意しないといけないことは?

小学生に英語勉強を開始させるときに、注意しないといけないことは何でしょうか?


それは、ずばり「英語に慣れさせること」です。


「今は小学3年生から、学校で英語の授業を受けているので、すでに慣れ親しんでいるのでは?」

そう思う保護者もいらっしゃるでしょう。

でも、現在の小学校で習う英語は、話す能力(speaking)、聴く能力(listening)ための英語です。

書く能力(writing)、読む能力(reading)のための、英語勉強は行なっていません。

つまり、読み書きの英語の勉強は、子供にとって未知の世界の勉強となります。

そのため、未知の世界に対して、まず慣れさせないといけません。

まず、英語に慣れさせよう。

次男は、小学5年生より、本格的に英語の勉強を始めました。

別記事の「アルファベットの問題集」で紹介した問題集で、アルファベットの練習を行い、3時間ほどで終了することができました。

続いて、英単語の問題集を開始しました。

英単語の問題集は、「小学生英語 はじめての英単語」を購入しました。

この問題集の特徴は、以下の通りです。

57項目に分かれていて、各々がテーマに沿っている。

例えば、項目1から項目4までは以下のようになっています。

項目1 果物1 単語(apple, melon, banana)
項目2 果物2 単語(orange, grapes, strawberry)
項目3 野菜1 単語(corn, onion, tomato)
項目4 野菜2 単語(carrot, potato, cabbage)

例えば、項目1は、果物の項目で、「apple」「melon」「banana」の単語が出てきます。

一つの項目に単語が3つ掲載されています。

しかも、イラスト付きなので、子供がとりかかりやすくなっています

この問題集で、次男は英単語の練習をしました。

そして、英単語の勉強を行い、英単語のスペルを覚えることができました。

と、皆さん、思うでしょう。

しかし、最終的に、この問題集では英単語を覚えることはできませんでした。


なぜでしょうか?


それは、アルファベットの使いこなせていなかったため、スペルを覚えるまで頭が回らなかったのです。

つまり、英単語の書き取り練習をしていたのですが、実際は、覚えたアルファベットを確認をしているだけでした。


その時の状況を、詳しく説明しますね。

それは、「book」という英単語の書き取りを行った時の、次男と私の会話です。

次男 「「book」の1文字目は「b」、このアルファベットは、たしか、うーん、「ビー」だ」

  「そうだね。「b」は「ビー」で、合っているよ」

次男 「2文字目は「o」、これは「ユー」だね!」

  「いや、「ユー」は「u」だよ。「o」は「オー」だよ」

このようなやり取りを行っていました。

このような英単語の書き取りでは、「本」のスペルが「book」ということまでは、とても覚えられません。

繰り返し言いますが、アルファベットの練習をしているだけでした。

問題集が良くなかったのでしょうか?

いえいえ、そんなことはありません。

私は、以下のことに気付きました。


アルファベットを覚える」のと、「アルファベットを使いこなすこと」は、分けて考えないといけない。


次男はアルファベットの問題集で、アルファベットを習得しました。

そして、「小学生英語 はじめての英単語」の問題集で、アルファベットを使いこなせるようなりました。

そして、この期間は、英単語のスペルを覚えることは、無理に行いませんでした。

なぜなら、英語に慣れ親しんでいなかったからです。


最終的に、英語に慣れ親しむために、以下のことが必要だと分かりました。

①「アルファベットを覚える」ことと「アルファベットを使いこなす」ことは、分けて考える必要がある。

②「アルファベットを使いこなす」には、イラスト付きの問題集で、楽しみながら勉強するのが良い。

③ 「アルファベットを使いこなす」まで、英語に慣れ親しむために、無理にスペルを覚えなない。

英語の勉強時間は、20分で終わらせる

そして、次のことにも気づきました。

英語を勉強開始したばかりの時期、次男は20分勉強すると、かなり疲れていたということです。

小学校の授業時間は45分なのに、なぜ20分ほどで、こんなに疲れるのだろう?


その理由を自分なりに考え、次のように考えました。

大人は、英語の勉強を1時間することなんて、へっちゃらです。

それは、1時間勉強しても、全く新しい英単語、英文法ばかりでなく、元々覚えている英単語、英文法もたくさん出ているからです。

しかし、本当に英語を始めたばかりの小学生は、20分の間に、すべて知らないことばかり出てきます。

そのため、たった20分の勉強時間でも、へとへとになるのです。

そのため、次男は、英語の勉強を開始して3週間は、1回の勉強時間は、20分で終わらせました。

そして、3週間経過すると、20分間勉強しても、疲れなくなりました。

次男は、「20分経過したけど、もっと勉強できるよ」と言い始め、40分の勉強しても大丈夫になりました。

さて、次男の経験談から、英語の勉強を開始したばかりの時期に、「英語に慣れ親しむこと」「1回の勉強時間を20分で終わらせること」が重要であることを述べましたが、いかがだったでしょうか?

(1) 英語を始めたばかりのころは、「英語に慣れ親しむ」ことが必要である。

(2) 「アルファベットを覚える」ことと「アルファベットを使いこなすことは」は別のことである。

(3) 最初の3週間は、1回あたりの勉強時間は、20分がちょうどよい。





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