小学生、中学生のお子さんがいる保護者で、次のような悩みはないでしょうか?
段階的に、効率良く、英文法を学べる問題集が欲しい
このブログでは、長男・次男の経験談より、この質問にお答えします。
本記事を書いた人
医師、英検準1級。国際学会にて、英語で討論する機会あり。
小学生の英語勉強法を研究
長男が小学5年生のときに、中学英語の先取り学習を始める
長男は、現在中学2年生になり、中学3年生までの英語(つまり高校受験英語)まで終了している。
長男は、定期テスト、模試を、試験勉強を全くしないで、90-95点をキープしている。
新しい問題集
前回の記事「英語とサッカー」前回の記事にて、長男の英語の勉強を行う際に、問題集の問題数が足りないことをお話しました。
そのため、新しい問題集を探していました。
そして、「英文法パターンドリル」という問題集を見つけました。
この問題集の特徴は以下の通りです。
- 英文法を学ぶ順番が、良いこと
- 問題数が豊富なこと
- 「選択問題⇒並び替え⇒英作文」と問題内容が徐々に難しくなること
- 似ているが少し異なっている問題で構成されていること
それでは、1つずつ解説しますね。
1.英文法を学ぶ順番が、良いこと
この問題集は、全部で60項目(セクション 60)に分かれています。
例えば「be動詞」に関しては、10番目の項目まで占めています。
60項目のうち、最初の3つの項目の、1番目、2番目、3番目は以下の内容となります。
1番目 「I am ~.」と「You are ~.」
2番目 「He is ~.」と「She is ~.」
3番目 「We are ~.」と「They are ~.」
どうでしょうか?
1番目は、「I am ~.」と「You are ~.」です。
多くの問題集で、「be動詞の肯定文」を学ぶ時には、「I am ~.」「You are ~.」「She is ~.」「He is ~.」「We are ~.」「They are ~.」と一度に多くの単語が出てきます。
しかし、「パターンドリル」では、1番目は「I」と「You」のみに絞って、英文法を習得させる。
英語を始めたばかりの超初心者は、多くの英単語が出てくると混乱します。
そのため、「I」と「You」のみに絞って、英文法を習得させるのは、非常に重要なポイントです。
私はこの項目の分け方を見て、非常に上手だなと感心しました。
2.問題数が豊富なこと
1つの項目は左右2ページで構成されており、大問が3つから構成されており、それぞれに5問ずつ小問から成り立っております。
つまり下記のように2ページで合計15問の問題があります。
1つの項目が合計15問の問題から、構成されており、問題数は十分です。
3.「選択問題⇒並び替え⇒英作文」と問題内容が徐々に難しくなること
問題構成は、以下のようになります。
- 大問 1 - 選択問題 小問 5問
- 大問 2 - 並び替え 小問 5問
- 大問 3 - 英作文 小問 5問
各々の大問について、解説しますね。
大問1
まず、大問1の問題を、見てみましょう。
正解を選ぶ「選択問題」です。
(1) I ( am / are ) a teacher.
(2) You ( am / are ) a singer.
(1)の答えは「am」、(2)の答えは「are」ですね。
えっ、こんな問題必要あるの?
こう思われるかもしれません。
でも、こういう問題で、まず基本の型を覚えるというのが重要なんです。
大問2
次に大問2を見てみましょう。
「並び替え」の問題です。
(問) 私は医者です。
( am / a / doctor / I)
答えは、「I am a doctor.」です。
大問3
最後に大問3です。
「日本語文を英語になおしなさい」という、日本語文を英訳する問題です。
私は歌手です。
答えは「I am a singer.」です。
どうでしょうか?
「選択問題⇒並び替え⇒英作文」と問題内容が徐々に難しくなるため、スムーズに英文法を習得することができます。
4.似ているが少し異なっている問題で構成されていること
この問題集は、同じ内容の文が出てくることはありません。
しかし、少しだけ英文の中身が変えられた問題が出来てきます。
例えば、大問1で「You ( am / are ) a singer.」の選択問題が出てきます。
この答えは、「You are a singer.」です
そして、大問3で「私は歌手です。」の英訳の問題が出てきます。
この答えは「I am a singer.」です。
つまり、「I am a singer.」、「You are a singer.」と「a singer」の部分が同じで、主語が変更されている文章が出てきます。
「せっかく問題集を解くのなら、全く違う単語で作成された文章のほうが、いいじゃないの?」
そう思われる方も多いでしょう。
私も最初はそのうように思っていましたが、実際は逆でした。
長男に問題を解かせると、「似ているけど、少しだけ異なっている文章」を解いた方が、英文法をスムーズに習得することができました。
英文法パターンドリルで、パターンを身につけよう